経営情報システム:品質管理の手法(最終更新:2015/12/06 16:33:44 JST)
品質管理の手法
経営情報システムを導入する際には,業務の現状の分析が必要となる.特に製造業などではデータに基づいて現状を記述し,改善のヒントを得るために品質管理(QC:Quality Control)手法が利用されている.ここではそれらの手法について説明するとともに,いくつかの手法は実際に実習を行う.
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QC7つ道具と新QC7つ道具
品質管理手法には,主として定量的なデータ(数値で表されたデータ)を扱うQC7つ道具と定性的なデータ(必ずしも数値化されていないデータ)を扱う新QC7つ道具がある.
QC7つ道具
- 特性要因図
- 特性とその原因を明らかにする
- ヒストグラム
- ばらつき,分布の形状を明らかにする
- パレート図
- 影響が大きな項目を明らかにする
- 散布図
- データの相関を明らかにする
- 管理図
- 異常の発生する傾向を明らかにする
- チェックシート
- データ収集とミスの防止
- 層別
- 項目のグループ分けにより原因を明らかにする
新QC7つ道具
- アローダイヤグラム法
- 作業日程,工程を管理する
- 連関図法
- 要因と問題点の関係を明らかにする
- 系統図法
- 問題解決のための手順を明らかにする
- マトリクス図法
- 項目同士の関連や優劣を明らかにする
- マトリクスデータ解析法
- マトリクス図法を数値的に解析する
- PDPC法
- 目的達成までの道筋を明らかにする
- 親和図法
- データをまとめることで問題点を明らかにする
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